NAOのシェフィールド日記
 
     


     
 
パブ(8)〜ライジング・サン
2007/07/03

まずはシェフィールド市街地から60番のバスでフルウッドという地域に向かいます。緑が豊かな郊外の高級住宅地を通り過ぎたところで、ちょっとした商店街が広がる一角に見えてくるのが「ザ・ライジング・サン」(The Rising Sun)です。このパブは、アビーデール醸造所直営の店なので、ムーンシャイン(Moonshine)、アブソリューション(Absolution)、デイリー・ブレッド(Daily Bread)など当醸造所を代表するビールが常に揃っています。内装は富裕な家の居間を思わせるつくりになっていて、昔ながらの掛け時計や、本がぎっしりつまった本棚が見られます(本は自由に手に取って読むことができます)。とても居心地のよいパブですが、客の平均年齢は比較的高めなようです。

The Rising Sun
471 Fulwood Road, Sheffield
www.risingsunsheffield.co.uk

 
     


     
 
パブのドラマ
2007/06/21

パブというのは単に飲み屋というだけでなく、コミュニティー・センターのような役割も果たしている施設だと言えそうです。先日、ロンドン・ロードの「クレモーン」に友人と飲みにいったら、隣に座っている黒人の老人に突然話しかけられました。ビールを半パイントおごってくれたこともあって30分くらい一緒にいたのですが、西インド諸島から30年前にイギリスにやってきたこと、奥さんとは離婚したこと、白人の雇用主に肌を磨けば白くなるんじゃないかと言われたことなどを話してくれました。我々が帰る仕草をすると今度は別の客にすかさず語りはじめたので、パブというのはこの老人にとっては孤独をやわらげる場なのでしょう。また別の機会には、クレモーンに毎日お茶を飲みに通っているという老婦人に会いましたが、彼女は「ここのオーナーは本当にいい人なのよ」といいながら新人の店員に声をかけたり、知り合いらしき客の女性と「久しぶりねえ」と手をとりあったりしていました。こうした光景が繰り広げられるパブコミュニティーは、イギリス社会の捨て難い財産だと思います。

 
     


     
 
夏至
2007/06/21

夏至の日が一番日没時間が遅いという訳ではないようですが、写真のように午後10時になってもまだあたりに明るさが残る季節になりました(BBCのホームページによると、今日の日没時間は21時41分だそうです)。晴れた日には、庭のあるパブでは遅くまで日射しを楽しみながらビールを飲むことができますし、野外で演劇やライブがさかんに行われる時期もあります。ただ、天気がちょっと不安定なので、長袖がないと寒かったり、急に雨にふられたりもします。

 
     


     
 
パブ(7)〜フォックス・ハウス・イン
2007/06/10

シェフィールド市街地からバスで約20分。ヒースの生い茂る荒野の中に建つ孤高のパブが「フォックス・ハウス・イン」(Fox House Inn)です。ピーク・ディストリクト国立公園の中に位置しています。周囲には遊歩道がたくさんあるため、駐車場として、また歩いた後に喉をうるおす場所として愛されているパブだと言えるでしょう。ビールは大陸ヨーロッパ産のものを中心とした品揃えのようでしたが、イギリス産のPedigreeやOld Speckled Hen等も置いていました。どちらかというと食事に重きをおいたパブのようで、食べ物のメニューは豊富でした。

Fox House Inn
Hathersage Road

 
     


     
 
パーテル・ノステル
2007/06/02

シェフィールドの隠れた名所といえば、大学のアーツタワーという建物に設置されている旧式のエレベーター「パーテル・ノステル」でしょう。通常のエレベーターは、ボタンを押して自分がいる階に「かご」がやってきたら乗り込むというかたちになっていますが、この「パーテル・ノステル」は、上下に「かご」が数珠つながりになっており常時動いているという仕組みなので、待ち時間はほとんどなしに乗ることができます(したがって、各階には「上行き」と「下行き」の二つの乗り場があります)。台座がちょうどいい位置にきたらさっと乗り込むという迅速さが必要とされますので、ドアーは設けられていません。また、危ない乗り方をするとすぐに非常ベルがなって稼働停止になってしまいます。ただなるべくそうならないように、動きは非常にゆっくりしています。そうした意味では通常のエレベーターよりは、スキー場のリフトに似た乗り物だと言えるかもしれません。ちなみに「パーテル・ノステル」(Pater Noster)とはラテン語で「我らの父よ」、つまりキリスト教の「主の祈り」の冒頭の言葉です。エレベーターの中へと足を踏み入れる際にちょっとした恐怖感があり、「我らの父よ」と祈らずにはいられないというところから来ているようですが、ほとんど冗談でつけられているような名前だと言えるでしょう。「パーテル・ノステル」はどうしても安全性に問題があるため、現在イギリス国内でも稀少なものになってしまっているようです。

 
     


 
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